お釈迦様のお悟り！！【成道・じょうどう】

観音講（１１月３日）も過ぎ、冬の到来を待つばかりとなってしまいました。１２月は成道会が行われます。お悟りの日です。

お釈迦様のお悟りは要約すると『八正道』に整理されるといわれます。（詳しい内容は次回に）

　２９歳で出家され、６年間の命がけの苦行に耐え、最後に行き着いた結論は苦行や難行では本当の生きるべき道は得られないと覚られたのです。

森羅万象は自分とともにあり、ありのままを受け入れる心の状態を保つことが貴いことだとお気づきになられたのです。悟りとは特別な能力を身につけるとかカリスマ的な状態になることではないのですね。とかく私たちは自分を中心に損得や利害を考え日常生活を送っていますが、時には自分と他（森羅万象）と一緒（同事）の考えにたってみませんか。もともと自分という存在は天地宇宙のすべての恵みを受けて誕生し、想像しきれないほどの力を借りながら生かしてもらっていますね。そう考えると自分の回りに垣根を作ることに無理がありはしませんか。自然のまま、これが無（欲心の無いこと）です。お釈迦様はこの何でもないこと（とんでもないことかも！）に気付かれたのです。

１２月８日の明けの明星（金星）の光を見てこのことに気付かれたといわれています。